定刻より5分ほど遅れてのスタート。
GREEN CHRISTMASにのせて、ライトダウン。
楕円形の作りの会場で縦長にステージが組まれています。
テーブル席が今回は多いような気がするのは会場がややこじんまりしているからなのか。
テーブル席のやや後方にはポインセチア?に周りを囲まれたピアノのステージ。
アリーナにはいつも見ないような人数のスタッフが集まってきます。会場にも見慣れない光景に失笑しています。
会場左サイドの出入り口から、堅登場。
黒のタキシードに黒の蝶ネクタイ、白のシャツといった無難な格好。
髪型は最近のお気に入りなのか、リーゼントっぽい仕上がりです。
なんだかんだ言いながらも、突っ込みどころがある衣装の方がよく見えてしまうのはきっと欲目のせいでしょう。
♪even if
ピアノの弾き語りから始まります。
ツアーの疲れも年末の疲れも感じさせないような元気そうな姿に一安心。
声の調子も悪くなさそう。かすれている感じもなく、艶がある印象です。
ただ、自分が座っている席のせいなのか、反響しているのが気になり始めると耳につくようになってしまいます。
背中しか見えない位置だったので、表情が見えないのが残念。後頭部がん見してしまいました。
テーブル席中央にはレッドカーペットが敷いてあって、「Ken’s Barへようこそ」と挨拶して、メインのステージに向かいます。
♪Have yourself A Merry Little Christmas Byマイケル・ブーブレー
天井には電球が夜空のように瞬いていて、しっとり歌い上げる堅をさらに演出で盛り上げる。
♪愛にこだわれ
歌いだして、すぐに中断。袖のスタッフとやり取りしているのだが、「少し時間かかる?ないならないでいいのだけど、気になるタイプなんで」と何があったのか、想像ができない会話をしている。
ここでするはずではなかったMCに突入です。
年に一番ロマンチックな日にいろいろな思いできてくださって、ありがとうございます。
今日本当は三代目J Soul Brothersに来たはずなのに、間違ってきてしまった人も、カップルで来た人も、残念ながら単身で来た人も横浜アリーナ改築前の素敵な夜にしようぜ!
メロメロにしてやるからな、横浜Boys&Girls!
今年でデビュー20周年なんですが、この期におよんで初平井堅という人?ってそこそこの人数いました。初平井堅なのに、テーブル?と言っていましたね。ラッキーとしか言いようがないですね。何年かかっても手にする事は出来ないチケットだったりします。
フロム神奈川、横浜、地元の人もいましたが、首都圏ということもあり、その他が圧倒的に多かったような気がします。
準備ができたようで、えー次の曲は車のCMで書き下ろした曲です。
愛を乗せた感じの曲になっていると説明なんだけど、車じゃなくてTOYO TIRESだよ。
なんで、中断になったのかっていったら、曲の途中でホイッスル吹いたのだけど、どうやらそれを忘れていたらしい。
デビュー20周年のツアーをやっていた時の企画ものが気に入っちゃったみたい。
「くせになっちゃった、みんなのおかげで20年。リクエストコーナー」
コンサートやるだびに選曲に迷う事もあると。レコーディングしたはいいけど、埋もれている曲もあるので、平井堅オリジナルの曲ならなんでもリクエストOK。
セカオワのドラゲナイとかは無理ですから、安心してください。履いてませんから!って履いてないんかい!
バズーカカモーンでステージから見て左方向に発射。
ビニールボールなのですが、思ったよりも勢いがあるので、覚悟してくださいと前置き。
手に取ったのは野田さん。旦那さんと来られたとのことですが、「無理矢理連れてこられた?」って聞いてましたけど、無理矢理ではないみたい。
岐阜から来ているようなので、今夜はホテルでお泊まりと。そこに堅も行こうか?と聞いていたけど、ほんまに行くんかいな。
そんな夫妻のリクエスト
♪キミはともだち
次はピアノの置かれているステージに向かって走っていったので、息があがるアラフォー。
一番最後列の地元上大岡から来ている星野さん。
娘さんと来ているのだけど、中学生の娘さんはキスマイの藤ヶ谷くんのファン。今日は無理矢理?連れてこられた様子。
堅も「しぃ〜はぁはっ」とは歌えないですからと言っていたけど、どう考えても、堅は藤ヶ谷くんとは遠い存在だよね〜。
そんな星野親子のリクエスト
♪グロテスク
邦楽だけではなく洋楽もきく堅。
ごく甘々のラブソングにであったって。洋楽なので、今回は堅が訳をつけてみたとのことで、スクリーンに堅の訳が映し出されながらうたっていきます。
曲名の訳は、スラングのような感じで、一人でぶつぶつ言っていただけというニュアンスらしい。
♪Thinking Out Loud by Ed Sheeran
次はFM三重開局30周年記念に作られた曲。
♪ON AIR
冬の曲が少ない堅だけど、冬のイメージの曲。
♪センチメンタル
気のみ気のまま木の実ナナでお過ごしくださいと休憩時間突入。
2ndStage
♪瞳をとじて
♪いっそセレナーデ by 井上陽水
かんちゃんのウッドベースでかなりしっとり歌っていたのだけど、歌ってすぐに「かんちゃんごめん」と歌い直し。堅の中で何かが違っていたらしい。
♪朝日のあたる道 by ORIGINAL LOVE
裏拍子のようなリズムなんだけど、手拍子するのが難しい。途中でリズム見失いそうになってしまった。
ロマンチックな夜の時間を僕に預けてくれてありがとうと。
よくインタビューでクリスマスの思い出は?って聞かれるんだけど、答えに困ると。
高校生までは瓶底のような眼鏡かけて、勉強していた。
高校時代はバブルの時代でもあり、マハラジャなどの華やかな世界に夢を見ていたので、大学デビュー出来るかと思ったら、バブル崩壊し、華やかではなくなった谷間と言われる世代。
芸能界デビューしやっと華やかになるかと思っていたら、そうでもなかったと。
バラに酒に女!ダイアモンド☆ユカイのようなRED WARRIORSの世界を期待していたのだけど堅に訪れることはなかった。
和田アキ子さんやピーターさんの別荘に呼ばれることもなかったと。
クリスマスはKen’s Barをやっているので、華やかな世界を知ることなく現在に至っているので、クリスマスの思い出はないって。
えっ、ホテル教えてくれたら、バラの花準備して、お風呂に浮かしてシャンパンも用意するけど(笑)
♪君の好きなとこ
♪ソレデモシタイ
♪KISS OF LIFE
幼少まで過ごした三重では、自分は天才だと思っていたけど大海に出てそうではないと自覚した。自分は天才ではないが、歌手冥利につきる、これからも歌っていきたい。
♪POP STAR
encore
♪Love Love Love
ピアノのステージに移動して、天才ではないと言ったけど、これからも精一杯歌っていくと。3月からのツアーも発表して、ぜひ遊びにきてくださいと挨拶して
♪half of me
出だしからちょっとピアノのたどたどしさに嫌な予感したのだけど、やはり歌い直し。
いや、こっちとしては何回も聞けるからいいですけどね。
苦手なピアノで頑張って弾き語りしている姿に感動したのかなんかのか、何度も聞いているはずのこの歌なのだけど、今回は心に突き刺さるものがあった。
歌い方?それとも、自分の隣、周りにいる人をこれからも大切にしていってくださいとMCがあったからなのか。
会場からもすすり泣く声が聞こえる。
横アリがしーんと静まり返り、地声で「ありがとうございました」で今年を締めくくる。